様々な高校生のインターンシップ

荻野 洋子  ( 東京都  )

それぞれの気づきのために

 NPO法人にて、高校生のインターンシップのコーディネートをしています。多数の高校から希望者を募り、受入れ企業に就業体験に送り出します。 

 

 全日制・三部制・通信制全てに声をかけ、学年も1年から3年までを対象としています。もちろん進路もバラバラです。そんな中、共通した目標は、職場の中から社会人を見て、自分のことや将来のことを考えてみる、頭の中だけで考えていても気づかないことに気づく、ということだと考えています。

 

 送り出す前にオリエンテーションで、社会人ゲストの話、目標設定、マナー講習などを行います。そして、インターン初日は駅で待ち合わせ、1時間弱ほど様子をみてコーディネーターは帰ります。次は最終日の終了1時間前くらいに顔を出しますが、その変化は大きく嬉しい驚きがあります。

 最後の体験発表会では、自由に描いた画用紙を手に発表・質疑応答しますが、とても楽しそうに活き活きと話してくれます。

人と人との出会いの場

 参加者を募ると同時に受入企業開拓もしています。企業イコールお世話をする人、インターン生イコール面倒みてもらう人、という構図は少し違っていて、インターンシップは出会いの場であるとも言えます。   

 企業の方の実際の感想は、異口同音に「勉強させてもらいました」でした。もちろん高校生が体験して学ぶことのほうが遥かに大きいことなのですが、企業側も「心が動く」瞬間があるのです。そういう意味では、高校生も一人の大人として、人との出会いにより何かの化学反応を起こす力を十分持っているということです。

 「自分の高校生のときにこういうこと(インターンシップ)があったら良かったのに」という声も多く、自分のキャリアを振返るきっかけにもなっています。

 社会貢献だけではなく企業にとってもプラス面が大きいことをいかに伝えていけるか、それにより高校生のインターンシップを広め定着させていくことが出来ると思っています。 

 参加者を募ると同時に受入企業開拓もしています。企業イコールお世話をする人、インターン生イコール面倒みてもらう人、という構図は少し違っていて、インターンシップは出会いの場であるとも言えます。   

 企業の方の実際の感想は、異口同音に「勉強させてもらいました」でした。もちろん高校生が体験して学ぶことのほうが遥かに大きいことなのですが、企業側も「心が動く」瞬間があるのです。そういう意味では、高校生も一人の大人として、人との出会いにより何かの化学反応を起こす力を十分持っているということです。

 「自分の高校生のときにこういうこと(インターンシップ)があったら良かったのに」という声も多く、自分のキャリアを振返るきっかけにもなっています。

 社会貢献だけではなく企業にとってもプラス面が大きいことをいかに伝えていけるか、それにより高校生のインターンシップを広め定着させていくことが出来ると思っています。 


 【プロフィール】

長年外資系企業で財務経理の仕事に従事。キャリアチェンジを図り、2011年キャリアカウンセラー、2015年キャリア教育コーディネーターの資格取得。

 <事業実績> 

高校生インターンシップコーディネート(NPO法人21世紀教育研究所)

大学生インターンシップ支援(関東学院大学)

ニート支援(NPO法人ピアサポートネット渋谷)

                                                 http://www.edu21c.net